ブックメーカーのオッズから日本代表を考察する

ここ数日の話なんですが、あるブックメーカーのサイトをよく見ています。
ブックメーカーとは何か?
出版社や製本所ではありません。
主にイギリスの賭け屋さんの事です。

基本的にはスポーツを対象としたギャンブルを行っているんですが、
その賭けの対象と言うのはとても幅広く、
例えば日本のJリーグプロ野球もその賭けの対象になっています。
尚、海外のサイトですがネット経由で日本からその賭けに参加すると、
日本の法律に抵触するらしいので、興味を持っても実際に賭けるのはおやめ下さい。

で、僕はいまW杯の優勝国予想とか、
各予選グループを突破する国の予想とかを見ています。
と言う訳で、日本の入っているグループFのオッズを見ていきます。
尚、ブックメーカー各社によって設定されているオッズが違いますので、
あくまで参考と言う事で・・・。

先ずはグループFの1位チーム予想オッズ。
これはブラジルが1.22倍でダントツの1番人気。
以下クロアチアの6.25倍、日本と豪州は15.0倍で同じオッズです。
このオッズ、ブラジルの1.22倍はまだまだオイシイと思います。
グループ内でのブラジルはディープインパクトみたいなものなので、
1.1倍ぐらいのオッズでも不思議ではないかと思います。
一方の日本のオッズはまぁまぁ妥当な所。
もうちょっと高配当になるオッズにしても良さそうですが、
4頭立てのレースなのでこんな感じかな、と。

このオッズだとブラジルは明らかに抜けていて、
次いでクロアチアがあり、そこから少し下のところに日本と豪州。
日本と豪州のオッズは同じなんですが、
他のオッズを見ていくと日本の評価の方が低い事が分かります。
一番分かりやすいのは日本と豪州の試合予想で、
豪州の勝ちが2.5倍、日本の勝ちは2.7倍、引き分けは3.2倍です。
しかしちょっと面白いのはこの試合の得点結果予想のオッズで、
1番人気は1-1の6.5倍になっています。
試合予想はもっとも高配当のオッズに設定されている引き分けですが、
こちらのオッズは1-1の引き分けが1番人気と言うパラドックス
2番人気は0-0,1-0,0-1がいずれも8.0倍、
その下の5番人気は2-1と1-2の10.0倍と、勝敗がつく結果でも互角のオッズ。
引き分け以外の結果のオッズで差がつくのは2-0の時で、
豪州勝ちの2-0は11.0倍、日本の勝ちは12.0倍になっています。
あとグループステージでの獲得勝ち点予想もあるんですが、
こちらでも豪州の方が若干多く勝ち点を獲得するのではないか、
と言うオッズになっています。

ブックメーカーのオッズと言うのは割と実力を反映しているものだと言われています。
そして、この豪州よりも日本の方が評価が低いと言うオッズは妥当だと思います。
いや、こんなのは当てにならない、豪州よりも日本の方が強い、と思う方、
日本のチーム内得点王予想のオッズを見ると、
確かにこのブックメーカーが少し怪しく思えるかもしれません。
日本のチーム内での得点王は、玉田の6.0倍が1番人気で、
以下、柳沢と高原が7.0倍、中村が8.5倍、中田英10.0倍、大黒11.0倍、
その下は福西、マキちゃん、小野、ALEXと続いています。

僕が思うに玉田よりは高原とか俊輔の方が上だと思うし、
福西とかALEXよりは小笠原や中澤の方が点取りそうだなと。

ただ他のブックメーカーのオッズを見ると
やっぱり豪州より日本の方が低評価であることが多いので、
「順当に行けば」日本はグループステージは4位なのかなと。
しかしオッズとしてはあまり差が無いので、
日本と豪州の3位争いは面白くなると思います。
ただいずれにせよ、日本はW杯で3試合を戦って帰国、
ZicoとはアディオスBye-Byeチャッチャといったところでしょうw