サトウのメンチカツ

吉祥寺グルメと言うと、「小ざさ」と言う和菓子屋さんの羊羹と、
「サトウ」と言うお肉屋さんのメンチカツ。
どちらもテレビでよく取り上げられている有名店。
恐らく、どちらも阿藤快とか彦摩呂とか石ちゃん辺りは
それぞれ30回ぐらい食べた事あるんじゃないかってぐらい、
グルメ番組では常連です。

そんな有名店だけあって、どちらも行列は必至。
特に小ざさの羊羹は生産が少ないので朝から並ばないと買えない程です。
一方、サトウのメンチカツ。
こちらはお昼過ぎぐらいでも並びさえすれば十分買える。
一番の狙い目は雨の平日で、こういう日は殆ど並ばずに買えます。
で、今日はその雨の平日。
条件が揃って、お昼頃行ける事になったので、行ってみました。
僕が並んだときは前にいるのがたったの3人。
お陰で1分ちょっとですぐに買えました♪

という事で、念願叶って漸くサトウのメンチカツを食べられる事に。
・・・とは言うものの、メンチカツはメンチカツ。
メンチカツって、食べ物の中の番付で言うと小結程度が良いトコ。
横綱の寿司とかステーキとかカレーには歯が立たないし、
同じ揚げ物の中でも豚カツとの対戦では負け越しているような存在です。
ですから、いくら行列の出来る美味しいメンチカツったって、
そこまで美味しいものではないだろう・・・今までそう思っていました。
だからこそ、並んでまで買ったことは無かった訳です。

が・・・これが明らかな行司軍配差し違え。
確かに美味しかったんです。
まぁるいゲンコツ型のメンチカツを一口かじったその瞬間、
まるで小龍包のように肉汁がジュワァァ〜〜〜。
そして玉葱と肉のまろやかさが口いっぱいに広がります。
嬉しいのが玉葱がそれほど微塵に切られてない事。
玉葱が明らかに玉葱として残っているので、
肉の味わいと共に、玉葱の甘さを感じる事が出来ます。

メンチカツの世界記録を塗り替えたメンチカツと言った感じのサトウのメンチカツ。
ちょっとお値段は張るものの、行列が少ない時には絶対狙いたい美味しさでした。