JCDを見て思ったこと

JCD、大復活を成し遂げたカネヒキリには驚かされました。
カネヒキリは明らかに引退するタイミングを間違えたよなぁ、
故障した時点で繁殖入りしていれば種付け料もそれなりに高かったはずなのに・・・。」
と思っていましたが、これは誤りを認めざるを得ません。
"金子マジック"とでも言いましょうか、
あのオーナーはこう言う事を起こす何かを持っているような気がします。

このカネヒキリの復活は称えたいのでありますが、
しかしながら今回のレース、僕としてはとても残念な結果でありました。
それは馬券が外れた、という事もあるのですが、
それ以上に若い馬が活躍できなかったのが残念でした。
サクセスブロッケンにとっては厳しい展開だったにしても、です。

掲示板に載った馬の内、1着〜4着は全て6歳馬。
5着のブルーコンコルドに至っては8歳。
これがフェブラリーSならまだしも、もう12月。
一体この内の何頭が来年も走りましょう?
確かに現6歳世代は強いです。
この世代のダートG1馬と言うと、ざっと思いつく範囲でも、
カネヒキリヴァーミリアンサンライズバッカスボンネビルレコードに加えて、
今回は除外だったフィールドルージュがいます。
ただ、いくらこの世代が強いとは言え、もういい加減世代交代して良い時期です。
そういう期待を込めて僕はサクセスブロッケンを本命にしたし、
カジノドライヴも日本馬では3番手評価にしました。

メイショウトウコンも好きだし、ヴァーミリアンにもまだまだ活躍して欲しい。
ただ、3歳馬の内1頭は馬券に絡んで欲しかった。
ダートのOPクラスの出走登録馬を見るとよく分かりますが、
兎に角ダートは鞍数が少なくて、
昔に比べればダート重賞の数などは格段に増えているとは言え、
地方競馬の衰退によるシワ寄せもあるのか、ダートは出走自体が厳しい状況。
そうすると昔の賞金で出て来る年齢の高い馬の方が多くなるし、
芝で稼いでいた馬が勝てなくなってダートに転向する、と言うパターンもあるから、
どうしても若い馬が活躍しにくいと言うのが、JRAのダート戦線の問題点で、
それは交流重賞となると更に酷くなるものだから、
今回も全く勝ち目の無いメイショウバトラーが賞金順では1番になってしまう訳です。

そして結果として、キクノサリーレエスポワールシチーも今回は除外。
更にスマートファルコン浦和記念に回って出走せず、
3歳勢が手薄になってしまいました。
もしこの内どれか1頭でも出ていれば、どれかは馬券に絡んでいただろうか?

となれば、今回のメンバー以外にもまだまだ期待の若手はいる!
今回は残念でしたが、彼らに希望を見出す事にします。