で、リボンの騎士の感想

昨日書く予定で書かなかったリボンの騎士について。
今思うと昨日書いておくべきでした。
1日置く事によって読む側からしたら、
「どんな事書くんだ?」って期待されかねないw
いや、それは僕の過信か。
端っからそんな期待されて無いなw
まぁいずれにせよ期待しないでよ!

見たのは5日(土)の夜であります。
席は2列38番辺り、サントスさん連。
元々こたつネコさんが取ったチケでしたが、
行かなくなったとの事で、折角の良席だから知り合いに行って貰いたい、
との事で譲っていただきました。
このような粋な計らいは何とも有り難い限りでございます。

さて、2列と言うのは僕としては娘。では最も近い席でした。
絵里ちゃんは先日のスペイン坂で間近で見たし、
握手もしていますが、どちらも一瞬だったので
これだけしっくりと絵里ちゃんをこの距離で堪能できるのは初めて。
近くで見る絵里ちゃんは言うまでもありませんが、凄まじくキャワでした!
とりわけオープニングはその可愛さにやっぱり顔の筋肉が緩みましたw
が、あまりニヤニヤしていると絵里ちゃんに気持ち悪がられかねないので、
必死に真顔を作りましたww
しかし衣装が超ミニ!
これは顔がにやけるとか、そんな生易しいレベルではなく
気持ちを落ち着かせるのに必死でしたwww
淑女のドレスだったら露出少なめなのでまだ良かったんですが、
近くでゆっくりと絵里ちゃんを見る、と言う事に免疫を殆ど持って無い上、
女性に対する免疫も皆無に近いですから、
いきなりあの衣装は危険行為でイエローカードですwww

ちなみにそんな事を終演後サントスさんに言ったら、
エスパル君、若いね」との事でw
久しぶりに「若いね」とか言われた気がするw
「オサーン」呼ばわりは日常茶飯事なんですが・・・www
エスパルはまだ10代ですw

あと衣装でヤバかったのはラストの美勇伝の歌。
右サイだったので、唯やんの脚が・・・。
しかもあのミニスカ、下ちゃんとはいてるの?って感じだったので
これも心を乱されましたwww

・・・あぁ、また僕の痛いところを晒してしまったwww


さて、公演そのものを色々書いてみたいと思います。

この前は「良くも悪くも期待通り」と、微妙な表現でしたが
実際の所はとても満足しています。
以前みたいな「アイドルのショー」ではなく、
「ミュージカル」と呼ぶに相応しいものでした。

まず全員がしっかり歌えてます。
この辺はハロモニ。なんかでも稽古風景が流れてましたが、
きっちりと鍛え上げられていました。
特筆すべきはミキティ梨華ちゃん
歌唱力では正直な所、両極端の2人w

ミキティはやっぱり上手かった。
魔女と言う適材適所な役(笑)で、重要な役ながら出演シーンは少なめなので
その歌唱力が重要なシーンで際立っていました。
やっぱミキティの歌の上手さは流石です。

一方の梨華ちゃん
普段、歌は正直あまりお上手でありませんね・・・w
しかし今回はソロで歌う場面が多く
相当練習を積んだと思われ、結構良かったです。
勿論、マルシアさんや箙さん、ミキティみたいに
すごく上手いって訳では無かったですが、
このレベルまで持って来た梨華ちゃんはやっぱ頑張り屋さんですね。

で、全体を見渡して、前回の環境問題のミューなんかとは全く違います。
レベルは圧倒的にこっちの方が高いです。
歌、演技も良いですし、お話としても。
ストーリーは手塚治虫の原作を基に作ってるから
面白シーンは全く無いのかと思ったら、
例えばうさちゃんピースをやったり
8期メン募集してますよ、みたいなセリフが合ったり、
案外面白いセリフもあるので楽しめます。

今までのミューや娘。を見る感覚で行くと、
今までとの違いにヲタさんが驚き、大絶賛するのはある意味、当たり前の事。
期待して見に行って損したと言う事は無いでしょう。
兎に角今回はひと味もふた味も違います、良いです。


・・・と、ここまで褒めてきました。
ここまで僕が書いたことに嘘はありません。
良い作品で楽しめました。満足しました。

しかしながら、僕は前述の通り、「良くも悪くも期待通り」と評価しました。
この「悪くも期待通り」とは期待以上では無かったという意味です。
では、それはどういう事か?

例えば、箙さんのファンで見に来た人は必ずしも良い評価はしないでしょう。
何故なら本格的なミュージカルや宝塚を知っている人からです。
僕も一応、本格的なミュージカルと言うもののレベルは少し知っています。
2月にあさみん出演のミュー、「屋根の上のヴァイオリン弾き」を4公演見たので。

同公演の主演はミュージカル界で確固たる地位を確立している市村正親さん。
その他の周りも俳優陣は全員ミュージカルのプロばかり。
その中にミュージカル初挑戦のあさみん
あさみんは歌を歌っていますが、普段の歌とミューの歌い方とは別物。
僕はあさみんが浮いていないか少し心配でした。

が、いざ見てみたらその心配は杞憂でした。
東京初日、久々に見たあさみんは大化けしていました。
今までとは違う、太くて強い声でしっかり歌っていて、
演技も含め、周りの俳優陣の中にちゃんと溶け込んおり、
舞台には「ミュージカル女優・安倍麻美」がいました。

その事を知っている僕にとっては、
今回の娘。とあさみんを比べると同じくらいか、
下手したらあさみんの方が上かも知れない、と感じてしまいます。
もっともあさみんの場合は、

  • 周りが全員ミューのプロだったので色々吸収できたであろう、と言う事
  • 逆に娘。はマルシアさん&箙さんの上手さがどうしても目立ってしまう事
  • 僕があさみんを見に行ったのが博多で1ヶ月間演じた後の東京初日からだった事
  • 他の俳優のレベルに追いついているか不安なもある中で見に行った事

この4点の差があるのであさみんの方が良く見えたのだとは思いますが・・・。

別にあさみんと比べてダメだったと言いたいのではありません。
ただ、あさみんに出来た事が娘。に出来ないとは思いません。
だから今回、あさみんと同じ程度の娘。には驚かないんです。
娘。はそれくらいの事ならこなしてくれる力があると信じているからこそ、
僕は出来て当たり前の事をしただけだと思っています。


今回、娘。と美勇伝は色んな事を吸収したし、良く頑張っていたと思います。
で、実際十分楽しかったのでこれでも満足です。
ただ、例えば箙さんファンの宝塚をよく知っている人から見たら
まぁまぁなんだろうな、と。
とは言え、「宝塚ファンまで驚かせろ」とも言いません。
これだけやってる訳じゃないんだから。
しかし、またミューをやる機会があれば、
或いは公演数をこなしていくうち、もっと良いものが出来ると僕は思います。

この期待は要求しすぎかな?
僕はまだ伸びると思うんだけどね。
この数ヶ月で急に伸びたから、ここからはゆっくり伸びていくとは思うけど。