究極のギャグ

面白い事ってのはどこに転がっているか分からないものであります。
今日も予期せぬ所に究極の面白が落ちていました。

15時半ぐらいから家で遅めの昼ご飯を食べていました。
こういう時ってのは大抵スカパー!で何かを見ながら食べるのですが、
今日はグリーンチャンネルのノースクランブル放送
馬に関するドキュメンタリーをやっていたのでそれを見ていました。

そのドキュメンタリー番組は岩手県の遠野の乗馬生産・調教に関するもの。
ドキュメントの大体の流れとしては、
まず遠野の牧場で生まれた仔馬達に人がちゃんと餌を与えたり
馬のケアをしてあげることで馬に人を信頼させる、と言うところから始まり、
人を信頼するようになってきたら調教をしている様子が流れ、
遠野の畜産協会の人が調教のコツを語っていたり、
放牧地で放牧されて馬が戯れている映像が流れていたりしました。
で、一通り調教などが終わり2歳になるとセリにかけられて
各地の乗馬クラブへと馬が引き渡されて行き、
今度は昔から遠野の馬を競り落としてきた茨城の乗馬クラブの映像に。

今度はその乗馬クラブの代表者のおじいさんが、
「この馬は初心者でもすごく乗りやすい。」とか、
「この馬は元々ドイツでずっと改良されてきた血統だから、
性格がとてもいいんですよ。」
とか馬について語ったり、
乗馬としての調教のコツ、考え方なんかを語っていました。
そして番組もそろそろ終わりかな〜、ぐらいの時に、
そのおじいさんが
「馬って言うのは馬が産むんだけど、馬を作るのは人間なんですよね。」
と、番組を締めるような一言を言いました。
僕が「なるほどな〜」と思っているとすぐにナレーションで
「この言葉を残し、○○さん(そのおじいさん)はこの1週間後に帰らぬ人となった。」
と言う言葉が入りました。

今まで馬を見て穏やかな気持ちでいたのに、
急にそんな衝撃的な言葉を聞き思わず、
「エェェェーーー!!!!!」
と叫び、唖然としているうちに番組は終了。

なんなんでしょう、この終わり方w
遠野で生まれていろんな調教をしたり、
豊かな自然の中で放牧されたりして育った馬達が
乗馬クラブで活躍していると言うドキュメンタリーだと思ったら、
何か最後はその乗馬クラブのおじいさんが死んじゃったって話に急展開してます!w
今までしょうが焼きを食べながら馬を見てのほほんとした気持ちでいたのに、
馬って良いなぁって思って来た所で普通ならは最後に、
「今日もより良い馬を作る為、遠野の地で奮闘している人々がいる」
みたいな一言で締めるのに、番組の主旨とは外れている上に、
急に悲しい気持ちにさせる一言で終わるこのブラックな大どんでん返し!
馬のドキュメントも面白かったけれど、
最後の最後にそんな究極のギャグが残されていましたww

久しぶりに良い番組見たわ〜ww
グリーンチャンネル入りたいなぁw